中学生の頃、初めて親に買ってもらったギターは、名古屋スズキの7,000円の小振りなボディのフォークギターでした。
当時、お金持ちの友人T.Kがヤマハのフォークギターを持っていて、なんていい音がするんだろうと思ったが、高嶺の花、買える金額ではなかった。
数年前、たまたま、某オークションで、ヤマハのFG-150「赤ラベル」がジャンクとして格安で出品されていたので、思わず買ってしまいました。
全体的に、見た目は打痕、すり傷が半端ない状態で、ピックガードもない状態でした。
シリアルナンバーは7桁で、137XXXX。
ペグを取り外して分解&クリーニング。
フレットもマスキングテープを使ってピカールで磨きました。
ピックガードはFGシリーズの独特な形を再現して作り直し。
サドルも若干削って、弦高を低めに調整しました。
6本の弦を張り、チューニングのためにペグを締めてゆくと、
「何だこの音は!」と言いたくなる様なくらい、ボディが鳴る。
試しにボディをコツンと叩いてみたら、
「ウォーン!!!」とサスティーンの伸びた音。
びっくり!
ジャランと弾くと、ジャァラァァァーーーーンと、強烈なサスティーン。
マーチンのドレッドノート系の音とは全く違うけれど、
独特なダイナミックレンジを持った芯の太い音がひたすら外に出て来る。
全て合板で出来ているというのに、そのサスティーンの伸びたサウンドは、確かに他のギターでは聴いた事が無い音。
FG-150「赤ラベル」恐るべしと実感した瞬間でした。
それ以来、FG-150を見つけては、状態を問わず手に入れて弾くようになりました。
FG-150に関して、1966年から1968年あたりが一番音が良いという記事をよく見るのですが、個体によるのではないでしょうか?
ライトグリーンラベルを含めていろんな時代のFG-150を弾いてみたのですが、やはり、ダントツに最初に手に入れたこの個体、音がいいのです。
FGギターのケースといえば、やはりロケット・ケース!
ほどなく某オークションで購入して収納!
ああ、憧れのヤマハFGだ!
何だか嬉しくなって、ケースを開けたり締めたりして、中に入っているFG-150を眺める。
弾かないんだけど、日に一度はロケットケースを開けて眺め、ほっこり。
その後、このギター&ロケット・ケースは手放してしまったのですが、このギターと2本目に購入した1960年代の釣り鐘型ロッドカバーのFG-150との合奏ムービーが残っています。